【パリ共同】スペイン王室は26日までに、国王フェリペ6世の資産について預金など約260万ユーロ(約3億5千万円)だと発表した。父親の前国王フアン・カルロス1世の不正金銭授受疑惑で王室の信頼が揺らぐ中、現国王が透明性を示し、王室の刷新を図る狙い。パイス紙によると国王の資産公開は初めて。

 発表は25日付。資産のうち大部分は、国王が皇太子時代からの25年近くに受領してきた給与に基づく貯金など。

 王室は声明で「国王は即位以来、王室が国民の尊敬と信頼に値するよう、振る舞いの模範性や透明性、公正さの原則に基づき王室の現代化を進めてきた」と今回の決断の背景を説明した。