推理作家横溝正史(1902~81年)の晩年の作品で、名探偵金田一耕助が活躍する人気シリーズの長編「仮面舞踏会」の草稿約650枚などの資料が26日までに、長野・軽井沢の親族の別荘で見つかった。寄贈を受け調査した二松学舎大の山口直孝教授は「晩年の創作の進め方が分かる貴重な資料だ」としている。

 山口教授によると、「仮面舞踏会」の草稿のほか、同シリーズの長編「悪霊島」の創作ノート1冊などが確認された。横溝は頭の中だけで作品を構想していたため、創作ノートが見つかるのは珍しいという。