旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が野菜や果物の生産・販売に向け新会社を設立したことが26日、分かった。既に埼玉や宮崎に拠点を設置。新型コロナウイルス禍で観光業の苦境が続く中、新たな収益源にしたい考えだ。農業体験ツアーを企画するなど本業との連携も見込む。

 完全子会社の「HISファーマーズ」を4月に設立した。埼玉県蓮田市の農場では、ミニトマトを栽培。既に自社のウェブサイトを通じて販売しているが、5月以降、ネット以外にも販売を拡大し事業を本格化する。

 宮崎県日南市ではグレープフルーツの生産を計画。耕作放棄地も含めて約50アールの畑を確保した。