北海道・知床半島沖の観光船遭難事故で、乗船していたとみられる千葉県南房総市の60代男性の娘が26日までに共同通信の取材に応じ「情報を集めているところ。今はただ待つしかない」と心情を打ち明けた。

 男性は旅行が趣味で、今回は仕事の休みを使い1人で北海道に行っていた。数年前から写真に夢中になり、カメラを持って旅に出ることがあった。北海道はこれまでも数回訪問したお気に入りの地だった。

 詳しい状況が分からないため、娘はインターネットやテレビで情報収集をしている状況。「北海道に行っていたのは知っていたが、船に乗っていたことは知らなかった」とし、23日夜に母親から電話で伝えられた時は「寝耳に水だった」と話した。

 母親は、男性の安否を確認するため現地に行った。娘は「『たられば』で話したくはないが、腹をくくるしかない」と毅然とした態度で話し、「二度と同じ轍は踏まないでほしい」と求めた。