塩野義製薬は22日、同社が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の臨床試験(治験)で、安全性に大きな懸念はなく、ウイルスの働きを抑える「中和抗体価」の大幅な増加を確認したとの結果を発表した。塩野義は、このほかにも追加接種など複数の治験を実施。承認申請に向けて準備を進めている。

 治験はワクチン未接種の成人を中心に、既に接種済みの人や新型コロナの感染歴がある人も含めた約3千人を対象に実施。副反応や中和抗体の量などを調べた。

 その結果、副反応は多くの人に現れており、特に痛みや疲労が多い傾向にあった。一方で発熱は比較的少なかった。