金沢市の消防出初め式が9日、金沢城公園で開かれた。消防団員らが江戸時代の火消し「加賀とび」の伝統妙技「はしご登り」を披露。観客は迫力の演技に見入った。

 市消防局職員と消防団員ら約1300人が参加。ねじり鉢巻きに法被姿の団員らが、高さ約6メートルのはしごに一斉に駆け上がり「エイッ」「ヨッ」との掛け声を発しながら技を決めた。最後に片足を固定し体を水平に伸ばす大技「ウグイスの谷渡り」を披露すると、大きな拍手が送られた。

 数十年ぶりに演技を見た石川県津幡町の無職中谷紀明さん(81)は「大迫力で素晴らしかった」と話した。