沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警局の艦船が日本漁船に接近した日数が2021年、前年の約2倍の計29日に増え、対象の漁船も3倍近くの延べ40隻超に上ったことが8日、分かった。日本政府筋が明らかにした。中国は海警に武器使用を認める海警法を21年2月に施行している。政府は活動の活発化に警戒を強めている。

 政府筋によると、中国側は先月20日の日中高級事務レベル海洋協議で日本漁船の管理を求め「(管理しなければ)中国も漁船を派遣する」と脅した。協議当日と翌日にも海警艦船が領海侵入し、サワラやマチを取っていた沖縄県・宮古島の漁船に近づこうとした。