広島の被爆者からは4日、米中ロ英仏の核保有五大国首脳による核戦争回避を最重要責務とうたう共同声明について「核廃絶へ前進した」と評価する声や「核保有国のアピールにすぎない」と否定的な意見が出た。

 旧社会党系の広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の箕牧智之理事長は「五大国が主義主張の違いを乗り越えて一致し『核戦争に勝者はいない』と表明したのは良いことだ。核廃絶に向けて一歩前に進んだのではないか」と歓迎した。

 もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長は「本当に核戦争を起こしたくないのであれば、核をなくせばいい。結局、核抑止論から脱却できていない」と述べた。