土砂崩れなどで44人が死亡し、国内初の全域停電(ブラックアウト)も起きた北海道地震は6日で3年。被災者は昨年退去期限を迎えた仮設住宅からの転居を終え、復興は進んでいるように見えるが、家族や友人を失った人々の傷が癒えたわけではない。新型コロナウイルス感染拡大で「密」への懸念から住民同士の交流が困難な中、心のケアが課題となっている。

 町によると、仮設住宅などに入っていた189世帯のうち、災害公営住宅に移ったのは37世帯で、85世帯が自宅に戻った。住宅の不安が解消された一方、心の傷や生活の不安を相談できる場が減り、孤立化が懸念されている。