松田聖子さんの「野菊の墓」など女性アイドルを主役にした娯楽映画で一時代を築いた映画監督の沢井信一郎(さわい・しんいちろう、本名信治=しんじ)さんが3日午後7時3分、多臓器不全のため東京都の病院で死去した。83歳。浜松市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。

 1961年、東映に助監督として入社し、マキノ雅弘監督に師事。「トラック野郎」シリーズでは脚本も多く手掛けた。

 81年に「野菊の墓」で監督デビュー。薬師丸ひろ子さん主演の「Wの悲劇」(84年)と原田知世さん主演の「早春物語」(85年)を合わせて日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した。2006年紫綬褒章。