和歌山、奈良、三重の3県で死者・行方不明者が88人に上った2011年の紀伊半島豪雨から10年となり、被害が大きかった各地では4日、慰霊祭などが執り行われた。29人の犠牲が出た和歌山県那智勝浦町では、未明から遺族らが慰霊碑前でキャンドルの形をした29個の発光ダイオード(LED)の明かりをつけ、犠牲者を悼んだ。

 東日本大震災の半年後に起きた大水害。未曽有の大地震と原発事故の影に隠れがちだったが、かけがえのない人を失った人々はこの日、鎮魂の祈りをささげた。