田辺三菱製薬(大阪市)は29日、植物由来の新型コロナウイルスワクチンを国内に投入する方針を固めたと明らかにした。10月から臨床試験(治験)を開始し、来年3月にも国に承認申請する方針。実現すれば、世界初の植物由来のワクチンになるという。

 カナダにある子会社メディカゴが開発を進めている。生育の早いタバコ属の植物を使ってワクチン成分を抽出する。生産に要する時間が5~8週間と従来のワクチンと比べて短く、コストを抑えられることが利点。新たに出現する変異ウイルスにも対応しやすくなるとしている。