山梨県が秋田県に貸与したクニマスが飼育中に次々と衰弱死している事態を受け、山梨県は29日、新たに10匹を追加で秋田県に送った。

 クニマスはかつて秋田県仙北市の田沢湖で生息していたが、湖の酸性化で1940年に絶滅。このため秋田県は2010年に山梨県の西湖で見つかったクニマスを17年以降に40匹借り受け、一部を同市の「田沢湖クニマス未来館」で展示、県施設でも保存飼育してきた。

 クニマスの寿命は通常3~6年とされ、自然減で現在は8匹のみとなった。このままでは全滅して展示できなくなるとして、秋田県は今月、山梨県に追加の貸与を要請していた。