【ハバナ共同】キューバ駐在の米外交官らが2016年から聴覚障害などの体調不調を相次いで訴えた問題で、キューバ科学アカデミーは29日までに、米国の専門家らが指摘した高周波攻撃の可能性を退ける報告書をまとめた。特定の人物を狙った攻撃は物理的に困難で、攻撃の証拠も米当局を含めた捜査で見つからなかったとしている。

 16年11月以降、ハバナの米国とカナダの大使館職員らが聴覚障害などを訴え、脳や神経系の損傷なども報告された。米国は職員を国外退避させるなど外交問題に発展。中国やロシア、オーストリアなどに駐在する米大使館職員らからも体調不良が報告された。