原子力規制委員会は29日の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策などの核物質防護に不備があった問題を巡り、東電が22日に提出した報告書について議論、委員から「表面的で踏み込んだ解析が少ない」などの意見が出た。規制委は今後、計画を策定し、本格的な検査に入る。終了まで少なくとも1年以上かかる見通し。

 会合では、東電が設置した第三者検証委員会が、役職員らにアンケートするなどしてまとめた報告書の内容が、報告には十分反映されていないとの意見も出た。更田豊志委員長は「検証委の報告書をどのように理解、反映させようとするか今後の検査で聞いていく」と話した。