偽作版画を巡る著作権法違反容疑で逮捕された元画商が版画工房経営者に対し、偽作の制作費として現金を手渡ししていたことが28日、警視庁への取材で分かった。同庁は金の流れを分かりにくくし、偽作の発覚を免れる狙いがあったとみて捜査している。

 警視庁によると、逮捕されたのは元画商の無職加藤雄三容疑者(53)=大阪府池田市=と版画工房経営者北畑雅史容疑者(67)=奈良県大和郡山市=で、加藤容疑者が2008年ごろから北畑容疑者に偽作の制作を依頼していたとみられる。