岐阜県大垣市の自宅で生後3カ月の長男を揺さぶり脳に重い後遺症を負わせたとして傷害罪に問われ、一審岐阜地裁で無罪判決を受けた母親(28)の控訴審判決で、名古屋高裁(鹿野伸二裁判長)は28日、一審判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 6月の控訴審初公判で検察側は、医師の意見書など新証拠の採用を申請。寝返りが打てない乳児がソファから落ちるのは考えにくいなどと訴える方針だったが、高裁は却下していた。

 鹿野裁判長は、新証拠は検察側の立証構造を変えるもので「主張を整理する公判前整理手続きの趣旨を損なうものだ」と却下した理由を説明した。