【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は2日、世界全体で認知症患者が2019年時点で5520万人に上ったとの試算を発表した。今後も増え続け、30年には7800万人、50年には1億3900万人と、19年の約2・5倍になると予測。公的介護制度など社会全体で患者や家族を支える仕組みの拡充が急務だと指摘している。

 19年の認知症患者は、65歳以上の女性の8・1%、男性の5・4%を占める。介護にかかる労力や費用の約半分は家族が負担している。1日平均5時間がかけられ、7割を女性が担っている。

 患者や家族の支援に向けた政策を導入している国は約4分の1にとどまる。