沖縄県は11日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の周辺海域の生物多様性や環境保全を考えるシンポジウムをオンラインで開催した。玉城デニー知事や専門家らが日米両政府に対し、移設工事の中止と、県との対話を求める声明を採択した。

 玉城氏は、この海域に絶滅危惧種262種を含む5300種以上の生物が生息し、ジュゴンの餌となる広大な海草藻場もあると強調。埋め立てによって「生態系に甚大な影響を生じさせると強い危機感を持っている」と述べた。

 軟弱地盤改良のため、日本政府が県に工事の設計変更を申請しているが、専門家は、地形などから工事は困難だと指摘した。