横浜市の山中竹春市長は10日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致撤回を正式表明した。同日開会の市議会で所信表明演説し「反対する声にしっかりと応え、誘致の撤回を宣言します」と述べた。初当選した8月の市長選で撤回を公約にしていた。

 横浜市のIR政策を巡っては、林文子前市長が2019年8月、誘致を表明し、市民団体などがギャンブル依存症や治安悪化を懸念し反対。市長選で4選を目指し誘致推進を訴えた林氏は敗れた。

 山中氏は既に、誘致に関する市の専門部署「IR推進室」の機能停止や、有識者による事業者選定の委員会を中止する考えを示している。