自民党の岸田文雄前政調会長は29日、党総裁選(9月17日告示、29日投開票)の出馬表明会見で打ち出した党役員任期制限案への執行部内からの批判に「理解できない」と反論した。都内で記者団の取材に応じ、党内で反対されても「しっかりやり切る」と強い意欲を示した。

 任期制限案は二階俊博幹事長を念頭に置いたとみられる。二階氏は、岸田氏が挑む菅義偉首相の総裁再選を支持。首相に近い佐藤勉総務会長は、任期制限は柔軟性に欠けると批判している。

 岸田氏は、衆院小選挙区制の導入で党執行部の権限が強まったと指摘し「権力のチェックを考えれば、任期制限はあってもいい」と意義を訴えた。