昨年から今年にかけて、東京の業者の仲介でブルガリアに渡航して生体肝移植と生体腎移植を受けた日本人男性2人が、術後に容体が悪化して死亡していたことが28日、遺族らへの取材で分かった。業者は現地の病院に行ったことがなく、肝移植に関わった経験がなかった。

 遺族の一人は「臓器提供者(ドナー)の体格や手術の内容が聞いていた話と違い、業者や病院から出てくる情報も不確かだった」と憤る。現地の医療体制の情報や手続きの透明性に欠ける渡航移植の危険性が浮き彫りになった。

 業者は、現地の病院への紹介やドナー探しをトルコの医療ツーリズム会社に頼っていた。