1967年に茨城県で起きた「布川事件」で強盗殺人罪に問われ、2011年に再審無罪が確定した桜井昌司さん(74)が、国と県に損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の控訴審判決で、東京高裁(村上正敏裁判長)は27日、警察官に加え、捜査段階の検察官の取り調べについても「虚偽の事実を述べ、自白を強要させており違法だ」と認め、国と県に計約7400万円の支払いを命じた。

 19年5月の一審東京地裁判決は、元の裁判で検察側が重要証拠の開示を拒んだことや、警察官が取り調べで虚偽の発言をしたことを違法とし、国と県に計約7600万円の支払いを命じた。