政府は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部で新たな護岸の建設に着手した。埋め立て用の土砂の陸揚げにもこの護岸を利用する方針で、移設工事を加速する狙いがある。

 工事が始まったのは軟弱地盤のある大浦湾側の「N2」と呼ばれる護岸で、全長250メートルの予定。建設予定海域に生息するサンゴ約800群体の移植作業を終えたのを受けて着工した。

 辺野古移設に反対する玉城デニー知事は、近く軟弱地盤の改良工事のため防衛省沖縄防衛局が提出した設計変更申請を認めないとの判断を下す構え。防衛局は現行の埋め立て承認に基づいて作業を進める方針。