財務省は26日、2024年度上半期をめどに発行する新紙幣に関し、1万円札の肖像画に採用された渋沢栄一や、5千円札の津田梅子、千円札の北里柴三郎の子孫に肖像画の原画を贈呈した。写真を基にクレヨンの一種のコンテで濃淡や陰影をきめ細かく表現した。国立印刷局の工芸官と呼ばれる職員が作成した。

 受け取ったのは渋沢栄一記念財団相談役で渋沢のひ孫の雅英さん、津田のやしゃごの栞さん、北里のひ孫で北里大教授の英郎さん。雅英さんは受贈にあたり、栄一について「経済、社会、歴史、外交など守備範囲の広い人だった。彼の人生は日本の役に立ったのではないか」と振り返った。