運輸安全委員会は26日、山口県光市のJR山陽線で昨年10月、JR貨物の列車が踏切横断中の歩行者2人をはね死亡させた事故の調査報告書を公表した。運転士が衝突直前までブレーキ操作をしなかったと指摘。歩行者に気付いてすぐにブレーキをかけていれば、衝突を避けられた可能性があるとした。

 報告書によると、事故は昨年10月18日、山陽線光―島田間の遮断機や警報機のない踏切で発生。運転士は約150メートル手前で歩行者に気付いて汽笛を鳴らした後、約9メートル手前で非常ブレーキをかけたが間に合わず、横断中だった近所の女性=当時(83)=と娘=同(59)=に衝突した。