日銀の中村豊明審議委員は25日、宮崎県の経済界関係者らに向けたオンラインの講演で、新型コロナウイルスの変異株が拡大していることによる国内経済への影響に触れ「下振れリスクに注意が必要だ」と悪化への懸念を表明した。

 外出自粛などで消費意欲が抑えられていると指摘した。ただワクチン接種や医療体制の強化で新型コロナの脅威が和らげば「想定以上に経済活動が活発化する可能性がある」と期待を込めた。

 感染症対策や原材料価格上昇で企業の負担感が高まっており「需要の顕在化に合わせた価格の引き上げによって、コスト増加分の転嫁を含めた採算性の改善が重要」とも述べた。