東北地方沿岸部の南端、福島県いわき市でイセエビの水揚げが好調だ。暖かい海にすみ、かつては茨城県が安定的に漁獲できる北限とされてきたが、近年は刺し網漁でまとまった量を取れるようになった。鮮魚店に地物が並び、飲食店では丸々1匹を使った天丼が新たな名物に。埠頭でイセエビ釣りに興じる人も増えている。

 同市の水族館アクアマリンふくしまによると、イセエビは水深40メートルまでの浅い海に生息。黒潮の流れが強い年に南から運ばれた幼生が福島沖に定着したとみられる。

 夏から秋が漁の最盛期だが、今年は7月までに昨年同期の4倍近い1・2トンの水揚げがあった。