約半年の宇宙滞在を終え、日本に帰国した宇宙航空研究開発機構の野口聡一飛行士(56)が9日、東京都内で記者会見を開き、日本人最多となる4回目の船外活動について「(今回が)一番過酷だった」と振り返り「自分たちの工夫と地上との連携で厳しい状況を乗り切った」と感想を語った。

 今年3月の船外活動で国際宇宙ステーションの端まで行ったことに触れ「目の前に人工的な物が何もない。自分と外の世界との唯一の接点が指先だけで目の前は真っ暗で音もなかった」と振り返った。

 会見では「できれば違う宇宙船で、再び地球の重力を振り切って外に出ていきたい」と話し、次の飛行にも意欲を見せた。