富士フイルムホールディングス社長に6月に就任した後藤禎一氏(62)は8日までに共同通信のインタビューに応じ、抗体医薬品や新型コロナウイルスワクチンなどバイオ医薬品の開発・製造受託事業を強化する方針を示した。この事業の売り上げは、2024年度に20年度比でほぼ倍増の2千億円を目指す。

 後藤氏は「ヘルスケアを核に成長を加速させる」と強調し、特にバイオ薬関連が有望だと訴えた。抗体医薬品が主流であるバイオ薬は治療効果が高いとして注目され、最先端分野の遺伝子治療薬の市場拡大も見込む。ワクチンも「コロナワクチンに限らず伸びる」との見方を示した。