【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は8日、金融政策の新たな戦略を発表した。戦略の抜本的な見直しは2003年以来、18年ぶりとなる。これまで「2%弱」としてきた物価上昇率の目標を「中期的に2%を目指す」と改めた。一時的に上昇率が2%を超えることを容認し、粘り強く金融緩和を続ける考えを示した。気候変動対策に積極的に関わる姿勢も明確にした。

 新戦略はECBの中長期的な道標となる。生産性の伸びが鈍化し、高齢化が進むなど社会構造が変化したことに対応するため、見直しを決めた。温暖化や異常気象などが物価の変動に影響することを考慮し、気候変動対応を推進する。