鹿児島県の奄美大島や徳之島に生息する国の特別天然記念物、アマミノクロウサギが車にはねられる被害が増えつつある。両島などは月内にも世界自然遺産に登録される見込みで、国際自然保護連合(IUCN)は貴重な野生動物の事故増加を懸念。環境省は8日までに奄美市で開いた検討会で、動物の道路への進入を防ぐフェンスの設置などを提言した。

 アマミノクロウサギは小さい耳に短い脚が特徴。近年、外来種マングースの駆除が進んだことなどで生息エリアが広がる一方、車にひかれる被害も増加傾向にある。昨年は奄美大島で過去最多の50件、徳之島でも2番目に多い16件が発生した。