新潟市のアパートで2018年、同居する知人男性の腕を刺して死なせたとして、傷害致死罪に問われた無職伊藤寿哉被告(43)の控訴審判決で、東京高裁は7日、無罪とした一審新潟地裁の裁判員裁判判決を破棄し、審理を地裁に差し戻した。三浦透裁判長は「検察側の立証と十分向き合っておらず、明らかな事実誤認がある」と述べた。

 被告は18年10月26日、当時居候していた鈴木理文さん=当時(49)=の自宅で、鈴木さんの右上腕部をナイフで2度突き刺し、出血性ショックで死亡させたとして起訴された。被告は公判で「眠って気付いたら血を流した鈴木さんを発見した」と無罪を主張していた。