三菱電機が検査で不正をした可能性のある鉄道車両向け空調機器を米国や英国、ドイツなど約15カ国に計約1万5800台納入していたことが7日分かった。同社は「安全性や性能に問題はない」と説明しているが、国際的にも企業イメージが低下することは避けられず、重視する海外戦略に影を落としかねない。

 三菱電機がこれまでに明らかにした不正の可能性がある空調機器は、1985~2020年に約80社に出荷した約8万4600台。このうち約2割が海外向けだった。直接納入した海外の車両メーカー7社に加え、国内メーカー経由で海外に納めた分も含む。