奈良県山添村で、奈良時代の8世紀前半に巨大な伽藍を誇った「毛原廃寺跡」(国史跡)の西に、仏堂とみられる建物跡が確認され、村と県立橿原考古学研究所が6日、発表した。

 毛原廃寺跡は、唐招提寺(奈良市)と同規模の金堂があったことなどから、平城京内の寺に匹敵する大規模寺院だったが、平城京からは遠い山中にあり、記録がなく寺の名前も分からないため、「謎の寺院」とされる。

 これまでに南門や金堂の礎石などが見つかっており、1926年に国史跡となった。今回の建物跡は主要建物から約100m西側にある。建物の土台部分には壁を支える根石も見つかった。