東京五輪の聖火リレーが6日、埼玉県で始まり、鋳物の街として栄えた川口市で、1964年東京五輪の聖火台制作に携わった町工場の元職人鈴木昭重さん(86)が参加し、出発式典が開かれた。埼玉はゴールの東京へ向かう最後の中継地。

 鈴木さんは職人一家の四男。58年に東京で開催されたアジア競技大会に向け、川口市の町工場で兄ら仲間と聖火台を作り上げた。この聖火台が64年の五輪にも使われた。

 公道走行は蕨市からスタート。戸田市では、人気俳優の浜辺美波さん(20)が聖火を運んだ。全国をつないだ聖火は8日まで県内を巡り、東京へ向かう。