静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で、県は5日、所在不明者の手掛かりとなる情報を得るため、64人の氏名や住所を公表した。被災者の生存率が急激に下がるとされる「72時間」が近づく中、県警や消防、自衛隊などは発見救出に向け懸命の捜索を続行。市は同日、新たに女性2人の死亡を確認したと発表し、死者は女性計4人となった。

 一方、土石流の起点にあった土について、市は07年に当時の所有者だった神奈川県小田原市の不動産管理会社が処分した残土とみられると説明。同社の元幹部は取材に「熱海市に届け出て盛り土をした。豪雨はこれまでもあったが、崩れなかった」と話し、責任を否定した。