全国で災害関連死を含め86人が犠牲になった2020年7月の豪雨は4日で発生から1年となった。球磨川の氾濫で甚大な被害が出た熊本県人吉市で追悼式が開かれ、両親を失った西村直美さん(52)は遺族代表として「災害前の人も自然も豊かで美しい人吉・球磨の町を復興させていく」と誓った。

 熊本ではこの1年で道路や橋などインフラの復旧が進んだが、仮設住宅の入居者は6月末で3675人。被災した自宅や親戚宅で生活する人も多く、本格的な住まいの再建が課題となっている。

 総務省消防庁などによると、死者86人の内訳は熊本67人(うち関連死2人)、大分6人、長崎3人など。