IOCは2日、表彰式や競技会場で政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じた五輪憲章第50条を巡り、今夏の東京五輪で適用するガイドラインを発表した。規制を一部緩和し、特定の国や人を標的にしない、妨害行為とならないなどを条件に、競技会場でも選手入場時や紹介時の表現行為を容認した。妨害行為の具体例として、他選手の紹介時や他国の国歌演奏時の抗議行動を挙げた。

 米国での白人警官による黒人暴行死事件を契機に一時は見直し議論が高まったが、IOC選手委員会の調査を経て東京五輪でも50条を維持することが4月に決定。膝つき行為など表彰台での抗議活動は不適切としていた。(共同)