中国浙江省温州市で40人が死亡した高速鉄道事故が起きてから23日で10年。中国全土の高速鉄道の営業距離は4倍以上に拡大した。習近平指導部は、2035年までにさらに2倍近くに延ばし「交通強国」の足掛かりにする考え。だが高速鉄道の著しい発展とは裏腹に遺族の悲しみは癒えぬままだ。

 「高速鉄道の技術は世界トップレベルに達した」。中国政府が昨年公表した白書は、温州での事故翌年の12年以降、重大な事故は発生していないと説明。鉄道事故の死者数も12年比で半減したと強調した。

 10年末時点で約8300キロだった営業距離は20年末には約3万8千キロに拡大した。(上海共同)