新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の1年延期となった東京五輪は21日、福島市の福島県営あづま球場でソフトボールの日本が1次リーグでオーストラリアと対戦、23日の開会式に先立って競技がスタートし、日本が8―1で五回コールド勝ちした。依然として感染状況は改善せず、日本で57年ぶりとなる夏のスポーツの祭典は、世論の強い逆風の中で始まった。

 「復興五輪」を大会理念に掲げ、東日本大震災で大きな被害を受けた福島が、全競技を通じた“開幕戦”の舞台。感染防止策として球場内は無観客となった。ソフトボールが前回実施された2008年北京五輪以来13年ぶりの金メダルを目指す日本は、先発の上野由岐子投手(38)=ビックカメラ高崎=が好投。打線が3本塁打を放った。

 大会組織委員会は「安全安心な形での開催」を訴え、徹底した水際対策や選手へ原則毎日の新型コロナ検査を義務化。海外関係者らに対しても厳しい行動管理を求めているが、感染拡大への国民の不安は根強い。