【ロンドン共同】ロンドンにある大英博物館は20日、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が未完の図鑑本「万物絵本大全図」のために制作した版画用の下絵103点を初公開する特別展を9月30日から開催すると発表した。来年1月30日まで。

 下絵は1948年にパリで競売にかけられた後、フランスで個人が所有していたとされる。2019年に再び確認され、大英博物館が昨年取得していた。はがき大の作品には神話や風景、庶民の生活、動植物などが描かれている。

 下絵は版画ができる過程で破損することが多いが、これらの作品は何らかの理由で版木に彫られなかったため残されたとみられている。