日本障害者虐待防止学会が、施設内の問題を内部告発した職員の訴訟費用などを援助しようと、募金を始めた。施設側から逆に訴訟を起こされた場合、職員に弁護士費用などの負担が重く、告発を萎縮させる恐れがあるため。学会によると、全国初の試みとみられる。

 名称は「ももたろう募金」。通報者を黙らせようとする施設を退治するイメージからつけた。2015年、鹿児島県で虐待を通告した職員が施設に損害賠償を求められたケースなどを受け、今年6月から同学会のホームページで受け付けを始めた。

 支援先は学会内で話し合って決め、すでに助成したケースもあるという。