国立天文台などが参加する国際研究チームが、地球から約1200万光年離れた銀河の中心に位置する超巨大ブラックホール周辺を詳細に観測し、猛スピードでガスが噴き出す「ジェット」を捉えたと発表した。成果は19日付の英科学誌電子版に掲載された。

 ブラックホールは周囲の物質をのみ込む一方、中心付近からは重力を逃れた物質がジェットとして噴出している。その詳しい仕組みは分かっていない。チームの田崎文得・国立天文台特別客員研究員は「超巨大ブラックホールの付近で起こる現象を突き止める手掛かりになる」と話した。