菅義偉首相は2日、テレビ会議方式で開催した第9回「太平洋・島サミット」で、太平洋の島しょ国・地域に対し、新型コロナウイルスワクチン計300万回分を供与すると表明した。今月中旬以降、ワクチンを共同購入・分配する国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて送るとしている。

 サミットでは「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、新型コロナ対策をはじめ、海洋安全保障、気候変動・防災などの分野で協力を強化すると明記した首脳宣言を取りまとめた。中国を念頭に、公海や排他的経済水域(EEZ)での国際法尊重の重要性を強調。平和的方法で紛争を解決すべきだと盛り込んだ。