2016年に神戸市の洋菓子メーカー「ゴンチャロフ製菓」の社員だった前田颯人さん=当時(20)=が長時間労働や上司の叱責を受けて自殺した問題で、遺族が2日記者会見し、同社側がパワハラを認めて賠償金を支払い、謝罪する内容で示談が成立したと明らかにした。

 代理人弁護士などによると、前田さんは14年に入社。チョコレート製造で多量の廃棄品が出た際、「牛の餌をつくっとるんか」と上司から怒鳴られるなどした他、15年9~12月には1カ月間で残業が最大100時間を超え、うつ病を発症し、16年6月に自殺した。18年に労災認定された。

 示談は今年6月11日付で成立した。