1954年に米国が太平洋・マーシャル諸島ビキニ環礁で実施した水爆実験で操業中に被ばくした静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」元乗組員の大石又七さんが3月に死去したことを受け、ローマ教皇庁(バチカン)がローマ教皇フランシスコの哀悼の意を伝える文書を関係者に送っていたことが18日、分かった。「大石氏ら核実験で悲惨な被害を受けた全ての人々の永遠の眠りを祈る」としている。

 教皇が2019年に被爆地の広島、長崎を訪問する直前、大石さんは教皇に宛て「核実験被ばく者にも思いをはせてほしい」との趣旨の手紙を出し、返事を待ちながら今年3月7日、87歳で亡くなった。