京都府宇治市で16日、夏の風物詩「宇治川の鵜飼」の川開き行事があった。鵜匠が夜の川面をかがり火で照らし、巧みにウを操る妙技を披露。新型コロナウイルスの感染拡大で昨夏は中止したため、2年ぶりの再開となった。

 船上の鵜匠が「ホーホー」と声を掛けると、川に潜ったウが次々にアユを捕ってみせた。鵜匠の沢木万理子さん(47)は「2年ぶりだったが、ウたちは最高の出来」と語った。出漁前、川のほとりにある市観光センターでは関係者が安全を祈願した。

 主催する市観光協会によると、宇治川の鵜飼は平安時代の日記文学「蜻蛉日記」に作者藤原道綱母が見物したと記されている伝統的な漁法。