被爆地の広島、長崎両市では16日、新型コロナウイルス禍での国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らの訪問に、賛否の声が上がった。被爆者で広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の箕牧智之理事長代行(79)は「来るからには、原爆資料館で学び、世界に核兵器廃絶を訴えてほしい」と願った。

 バッハ氏が訪れる広島市の平和記念公園の周辺では抗議デモ計画もあり歓迎ムード一色ではない中、バッハ氏が発信するメッセージに注目が集まった。

 長崎市にはコーツ調整委員長が来訪。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(81)は、五輪が商業主義化していると批判した。