【テヘラン共同】8月に退任するイランの穏健派ロウハニ政権が、核合意再建に向け米国と続けてきた間接協議を中断し、任期中の交渉妥結を断念したことが15日分かった。複数のイラン政府高官が共同通信に明らかにした。14日に仲介役の欧州連合(EU)に伝達したという。交渉は反米保守強硬派のライシ次期政権が引き継ぐ方針だが、米国との立場の違いは大きく、難航する見通しだ。

 ライシ次期政権は米欧に厳しい姿勢で対峙するとみられ、外交解決を模索するバイデン米政権が譲歩を引き出すのは至難。イランが核開発を一段と加速し、軍事的挑発を強める恐れもあり、緊張再燃が懸念される。